夢のホテルのつくりかた

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定価 2,200円+税
著者名 稲葉なおと
ページ数 320
判型 A5判
発行年月日 2020/12/16
ISBN 9784767828114

夢のホテルのつくりかた

内容・概要

なぜ歴史あるホテルは居心地がよいのか
明治以降の日本のホテル史を俯瞰する、
美しい名ホテル38 軒の知られざる物語


ホテルは事業主の熱意だけでできるものではありません。
接客のプロであるホテルマン、ゼロからかたちを生み出す建築家、
現場で建築家の無理難題と格闘する施工者……。
彼らの想いも込めて、ホテルができるまでを描いています。
なかには、建築家が志半ばで天に召されたホテルもあります。
しかも残されたホテルは複数あって……

目次

プロローグ:同じ歳の寵児
一九七三(昭和48年)軽井沢プリンスホテル(現・軽井沢プリンスホテル イースト)

1章:現代の宮殿を追い求めて

一九七八(昭和53年) 箱根プリンスホテル(現・ザ・プリンス 箱根芦ノ湖)
一九八二(昭和57年) 新高輪プリンスホテル(現・グランドプリンスホテル新高輪)
一九八六(昭和61年) 京都宝ヶ池プリンスホテル(現・ザ・プリンス 京都宝ヶ池)

2章:外国人に誇る日本のホテル創成期

一九〇五(明治38年) 三笠ホテル(現・旧三笠ホテル)
一九〇九(明治42年) 奈良ホテル
一九一五(大正4年) 東京ステーションホテル

3章:先輩の復興ホテル 後輩のリゾートホテル

一九二七(昭和2年) ホテルニューグランド
一九三五(昭和10年) 金谷ホテル 別館(現・日光金谷ホテル 別館)
一九三六(昭和11年) 万平ホテル アルプス館
一九三〇(昭和5年) 甲子園ホテル(現・武庫川女子大学 甲子園会館)
一九三一(昭和6年) 湯之島館
一九三一(昭和6年) 目黒雅叙園(現・ホテル雅叙園東京)

3章:国際観光「名建築」ホテルの誕生

一九三四(昭和9年) 蒲郡ホテル(現・蒲郡クラシックホテル)
一九三四(昭和9年) 琵琶湖ホテル(現・びわ湖大津館)
一九二八(昭和3年) 学士会館(現・学士会館 旧館)
一九三六(昭和11年) 川奈ホテル
一九三五(昭和10年) 雲仙観光ホテル
一九三八(昭和13年) 県営十和田ホテル(現・十和田ホテル)
一九三七(昭和12年) 佐藤新興生活館(現・山の上ホテル)

4章:国際文化交流の新しい波

一九五五(昭和30年) 国際文化会館
一九六三(昭和38年) 倉敷国際ホテル
一九七四(昭和49年) 倉敷アイビースクエア

5章:五輪に向けて世界に誇るホテルをつくれ

一九六四(昭和39年) 富山県立 立山荘(現・国民宿舎 天望立山荘)
一九六四(昭和39年) ホテル三愛(現・札幌パークホテル)
一九六四(昭和39年) 東光園
一九六四(昭和39年) 京都タワーホテル
一九六五(昭和40年) 大阪ロイヤルホテル(現・リーガロイヤルホテル大阪)(コラム)

6章:美と斬新さを実現させた男たち

一九七〇(昭和45年) 野沢温泉ロッジ(現・野沢温泉ロッヂ)
一九七二(昭和47年) 東京讃岐会館(のちの東京さぬき倶楽部、現・閉館)
一九八二(昭和57年) 軽井沢プリンスホテル 新館(現・ザ・プリンス 軽井沢)
一九八四(昭和59年) 野尻湖プリンスホテル(現・野尻湖ホテル エルボスコ)

7章:唯一無二の依頼人

一九五一(昭和26年) 志摩観光ホテル(現・志摩観光ホテル ザ クラブ )
一九六〇(昭和35年) 都ホテル 新本館(現・ウェスティン都ホテル京都)
一九八五(昭和60年) 都ホテル大阪(現・シェラトン都ホテル大阪)

エピローグ「:夢のホテル」は、今

一九九二(平成4年) 中禅寺金谷ホテル
一九九四(平成6年) 休暇村日光湯元
一九九六(平成8年) メルモンテ日光霧降(現・大江戸温泉物語日光霧降)
「夢のホテル」は、今

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